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幼稚園年長さんのお子さんがいるかたは、きっと「もうすぐ、入学前健康診断だわ」なんて、思って準備をされている頃かと思います。
私も、その一人です。ただちょっと違うのが、娘に障害があること。いわゆる発達障害というもので、見た目では判断がつきません。
落ち着いて座っていられなかったり、お話をするとき目線があわなかったり、いつもソワソワして落ち着きがありません。大きな音(太鼓、ピアニカ、リコーダー)、集団行動も苦手です。
今まで、保育園や幼稚園で先生方に見守られ、クラスのお友だちに優しく接してもらい、なんとか成り立っていた保育園・幼稚園生活。
その、あたたかな環境が、あと半年足らずで終わってしまおうとしています。
ですから、子どもを守る手段として何かないか、何でもいいから、私以外で子どもを守ってくれるものを探して奔走しました。
その結果が、精神障害者福祉手帳でした。
娘は重度注意欠陥多動性障害、学習障害でしたので、知的に遅れは認められず、療育手帳が発行されないため、公的な支援が思うように受けられない状態でした。
療育センターでは訓練士が修学前はついてくださいますが、小学校入学と同時に終了となります。
今日は、申請をしていた障害者手帳を受け取りにいく日。
市役所からきた、手帳発行の御知らせを握りしめ、市役所へ向かいます。
見た目には普通のわが子。
ふたをあければ、クラスの行動を乱してしまうわが子。
重度発達障害の診断を受けた日、幼稚園の帰り道、泣きました。
手帳の診断書を市役所障害者福祉課に提出した帰り道、泣きました。他人の視線なんて気にせず、泣きました。
今日は、きっと、真新しい娘の障害者手帳を握って泣くのでしょう。
心の中では、きっと障害を受容できていなかったから、泣いているのです。わかったような振りをして、大丈夫だよ(*^^*)だなんて、周囲に笑顔振りまいて、元気なふりして。
もっと苦労されている方が沢山いらっしゃるんだから、泣いちゃだめ。諦めちゃダメだ。そう思って、鼓舞しても、鼓舞しても泣けてしまうのは何でなのでしょう。
私が弱いからでしょうか。母親として未熟だからでしょうか。
それでも、娘が小学校に入学する日は近づいてくるのです。私がしっかりしなければ、誰があの子を支えるの?
精神障害者福祉手帳を持つことで、周囲からの非難を避け、いじめを避け、理解を呼び掛けられるかもしれない。
それが、手帳取得への意気込みでした。
さあ、泣いてなんかいられない。
歩かないと、一歩も進めないのです。
二人三脚、できることから半歩半歩、歩んでいかなきゃいけないね。
ハンディに負けない人生をきっとおくらせて見せるよ。
そう強く祈って。

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